TouchBar付き15 inch MacBook Pro をしばらく使った感想

実は15 inch MacBook Pro(Late 2016)を購入してまして、使用開始して3週間くらい経ったので現時点での感想を書いておこうと思います。

TouchBar

今のところそんなに便利という感じはしないです。
ただ、デフォルトで一番右側の押しやすいところにSiriボタンが設定されているので、Siriを活用してみようという気になります。
主に以下のような感じでApple Musicの音楽を適当に流してもらうために使っています。
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TouchID

もうTouch IDなしのMacは使いたくないレベルで便利です。
Macのログイン時だけでなく、1Passwordでパスワード入力するときにも使えます。
https://itunes.apple.com/jp/app/1password/id443987910?mt=12&uo=4&at=11ldBU

薄いキーボード

ストロークが浅すぎて打ちにくいという声を結構聞きますが、自分は全く問題なく打てます。
むしろ今までのMacBook Proのキーボードを触ると深く感じるくらいです。
若干タイプミスが増えた気もしますが、おそらくこれは巨大化したトラックパッドを手が無意識に避けていてホームポジションが変わったせいでしょう。
もともと自己流ブラインドタッチなので、これはそのうち慣れるんじゃないかと思っています。

巨大トラックパッド

広くてどこでもクリックできるため、デフォルトのクリックして引きずるドラッグ操作で使ってもそこそこ使えます。
ジェスチャーも大きくできるのも良いです。
Taptic Engineの疑似クリック感がよくできているので、設定はデフォルトのまま「タップでクリック」をオフにして使っています。

ただ、Mission Controlのスペースを移動しようとして3本指スワイプをしたら、2本指スワイプに誤判定されてウインドウ内の横スクロールやページ戻りが発動してしまうことが多々あるので、ソフトウェアの方の最適化がまだまだなのかなという感じがしています。

USB-C

外部接続がUSB-Cのみで、充電もこれで賄うという割り切った仕様については、作業用のデスクで使うぶんには大きな不便を感じていません。というのも、もともと使っていたUSBハブにUSB-C - USBアダプタを組み合わせても問題なく使えたためです。おかげでアダプタを付けっ放しにしたハブをつなぐだけでLightning・Dock・micro USBのケーブルに同時に接続可能にできています。

しかし、デスク以外の場所でiOSアプリ開発の作業するときには、LightningケーブルにUSB-C - USBアダプタを繋げる必要があったりするのがちょっと不便です。
同様に、USBメモリや外付けHDDを使ったりするときに若干のめんどくささはあります。

変換アダプタ

USB変換アダプタは純正のUSB-C - USBアダプタを2個を買いました。
純正ではなく以下のような直接コンパクトに変換するタイプも安いしいいかなと思ったんですが、隣接するUSB-Cポートと干渉してしまうというレビューを見たので素直に純正にしました。
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他にはプロジェクター接続用にHDMI変換アダプタも買いました。純正のものは充電ポートがあったりUSB-Aの変換機能があったりしてProじゃないMacBookで使うのには良さそうな仕様ですが、USB-Cが4ポートあるMacBook Proにはそこまでいらないので単機能でコンパクトなAnkerのHDMI変換アダプタにしました。
[asin:B01N0O7NAT:detail]

電源

電源がMagSafe 2からUSB-Cに変わってしまったことで電源ケーブルの付け外しの気楽さはなくなったものの、自分の現在の作業場所は右側に電源があるためケーブルの取り回しが良くなったため一長一短といったところです。

総評

今回は移行アシスタントを使わずにゼロから設定したこともあり、新鮮な気持ちで使えています。
以前のMacBook Pro 15 inch(2012年モデル)と比べて重たいと感じることがほとんどなくなりました。メモリの増加やSSDの速度向上が効いているんでしょう。
しかし、モデルチェンジ初代機ということもあって上記のトラックパッドジェスチャ誤判定など細かな不具合がちらほらあります。先日も音量が一定以上大きくならなくなり、接続していたiPhoneを外すとなぜか直るという謎現象がありました。とはいえ、買った当初には多発していたソフトの強制終了は先日の10.12.3アップデート以降かなり減ってきていたりするので、macOSのアップデートで細かい問題は次第に直っていくんじゃないかと思っています。