「Designed by Apple in California」は「ジョブズ」に代わるAppleの新しいアイコン


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6月のWWDC以降、Appleは「Designed by Apple in California」キャンペーンを大々的に展開しています。

 

「Designed by Apple in California」自体は、かなり前からApple製品に小さく刻印されている文言で特に目新しいものではありません。(大抵、その後ろに「Assembled in China」が続きます。)

では、なぜ今になって声高に「Designed by Apple in California」をアピールしはじめたのでしょうか。

 

かつて、スティーブ・ジョブズCEO在任中のAppleは以下のようなイメージを持たれていました。

「変人で頑固だけどセンスのいいオッサン(=ジョブズ)がこだわって製品を作っている会社」

 

しかし、ジョブズ氏が亡くなってそのイメージは消え去りました。

いまやAppleは「iPhoneとかiPadとかを作ってるアメリカの大企業」でしかありません。

 

そこで、製品に刻印されている「Designed by Apple in California」を強調することで、

「カリフォルニアにいる職人集団がこだわって製品を作っている会社」

というイメージを再構築したいのではないでしょうか。

 

「こだわって製品を作っている」というイメージには主語となるキャラクター性が必要なのです。